そろそろ、大学に失望してきた

■ダイガクニイルイミハナンナンダロウカ
























■今までは何とかやってこれた。

 親が高い高いそれはとても高い学費を払ってくれたんだから、と

 頑張って授業に出席して、いい成績をおさめてきた。

 一つたりとも単位をおとしたことはない。

 大学という組織は大っ嫌いだけれど、

 それなりにいいところもある、学べることが多い、

 そう思っていたからこそここまで順調にやってこれた。

 不満があっても、目をつむってきた。

 
 だけど、

 だけど、

 もう我慢ならん!


 堪忍袋の緒がブチ切れ寸前、という感じ。

 (というかブチ切れているのかもしれないw)

 正直大学や自分の周りを見ていて幻滅することばかりなのだ。

 
 なんていう意識の低さ

 なんていう環境のひどさ

 なんていうつまらなさ


 別に私怨とか特定の個人が嫌いとかそんなのではない。

 みんな大学入ってきたのだから、それなりに頭はいい。

 いやそれなりどころか、僕より頭のいい人ばかりだ。

 能力もあるし、すごいなと思わせるところもそれぞれ持っている。

 だけれど、全体の雰囲気や流れでおよそ感じるもの。

 それは


面白くない


 という一言に尽きる。

 頭がよくても目的意識が無いから、何かするわけでもない。

 何かしていても目の前のことで忙殺されているだけ。

 カフェテリアとか食堂に行ってみるとよく分かる。

 その会話の内容はたいてい劣悪、てかそれって人間としてどーなのレベル。

 勉強している人もそれなりにいるけれど、みんな資格の勉強ばかり。

 教授は自分の研究で手一杯みたいで学生を見ていない。


 全然つまらない。

 日本の大学ってこんなもんかよ、と思う。

 僕の敬愛する茂木健一郎にしろ、梅田望夫id:umedamochio)にしろ日本の大学を嘆いている。

 (彼らはちゃんと大学を卒業されていますが)

 スティージョブズビルゲイツもみんな中退だ。

 ジョブズは大学をおよそ6ヶ月で中退している。

 両親の今まで貯めてきたお金をすべて学費に使って大学に行くことに、意味を見出せなかった、と彼は言う。

 

But I naively chose a college that was almost as expensive Stanford, and all of my working-class parent's savings were being spent on my college tuition.

After six months, I couldn't see the value in it. I had no idea what I wanted to do with my life and no idea how college was going to help me figure it out.

So I decided to drop out and trust that it would all work out okay.

It was pretty scary at the time, but looking back it was one of the best decisions I ever made.

Steve jobs Stanford Commencement Speach 2005)

 自分で海外の大学にも行った事の無いやつが何を言うか、と思われるかもしれないけれど。
 
 けど、実際ひどいモンなのだ。

 そりゃもちろん中には面白い人はいる。

 今までおよそ2年間でいろんな人に会ってきたから。

 自分の学部の中にもいるし、別の大学や学部にはもっといる。

 
 だがそれら少数の面白い人と会うのは別に大学でなくてもいいんじゃないか、

 そういう風に思うようになってきた。


 それらの人と話をするためだけに、

 どうしてつまらない人間とつまらない付き合いをしなくてはならないのか。

 どうして興味も無い分野の上、つまらない教授の講義を受けねばならないのか。

 どうしてここまでいやいやレポートに追われなければならないのか。

 どうしてあれだけ高い学費を払わねばならないのか。

 どうしてわざわざ設備の最悪な大学に赴かねばならないのか。


 僕らの親の世代は言う。

 それが社会なのだよ、と。

 しかし、それではまったく説明になっていない。

 それはあなた方がいた社会であり、これから僕らが身をおくべき社会ではない。

 こうした旧くさい考え方は僕は全く好きにはなれない。

 もちろん先哲の知恵を借りることは大事だけれど、

 学習のやり方においては常に時代に合わせて変えるべきなのだ。

 旧い考えにしがみついているようではイノベーションは起こせない。


 大学にいて、いい成績おさめて、卒業すれば将来安心。

 そんな時代はとうに終わっている。

 大学にいる意味は何か。

 生半可な理由では納得できない、というか納得してはいけない気がする。

 人生において、学習するためであれば、別に大学である必要は無いはずだ。

 家で本を読んだり、外で友達と会う方がよっぽど合理的だ。

 みんなハンパな理由で自分を甘やかしているだけだろう。

 学生は学生でモラトリアムだからと言い、

 教授や大学側は、自分の私腹を肥やすことばかりを考え、大したことをしない。

 みんな安定思考で甘んじてしまっているのだ。

 冒険するやつは全然いない。


 「お前目的意識持ってんのかよ!?」

 「お前一体何しにココに来てんの!?」


 そう大声で聞いてみたくなる。

 なんていうか“情熱”に欠けているのだ。

 

■もちろん別に僕はあらゆる学問を究めたわけでは全く無い。

 そんな自惚れは持ちたくない。

 というより自分ほどおろかな人間はいるのだろうか、と思うようにしているくらいで。

 だから、大学で学べることはたくさんある。

 だけど、そこまで“大学”に固執する必要がないハズ。

 スリリングなビジネスの場でもいいハズだ。

 大学至上主義、学歴社会は終わりを見せている。

 今まで受験だの就職だの何だの言われてきて、そういう組織の大切さを

 “すりこみ”されてきたけれど、

 改めて問い直さねばならない。


 自分が好きなことを学習する最適な環境はどこなのか



 そうして自問していくと、今ここにいる場所ではないような気がしてきてならないのです。


■これだけ大学への不満を言っているが、別に中退をするとは言っていない。

 これからどうするかは未定だ。


 どこかベンチャー企業へと学習の場を求めるかもしれない。

 あるいはアメリカかどこかへと旅立つのかもしれない。

 はたまた大学に所属しながらもネットにその可能性を追い求めるかもしれない。


 ひとまずここで言えることは

 今のままではいけない

 ということだ。

 大学という場は、“絶対”ではない。

 そう固執しているからこそ、大学という組織は堕落する一方なのだ。

 もっと面白い場所へ。

 もっと楽しいトコロへ。

 新たに思考をリセットし、スタートをきって

 新たな世界へ赴きたいと思う次第です。