夜更けまで語らう
■先日のゼミの発表は無事終わり(と言っても今回は裏方に徹したが)
その後、Sの家へ遊びに行った。
早稲田付近のなかなかいい場所に住んでおる、こんにゃろめw
中へ入ると、その様子に驚きを隠せなかった。
え?すごくないか、これ?
今までいろいろな人の部屋へは行ったけれど、ここまで統一性の無い部屋にはびっくりした。
ここでいう「統一性の無い」とは決して悪い意味ではない。
彼の幅広い教養のルーツがここにはあったのだ。
野球のグラブにバットにポスター、サッカーのユニフォームにポスター、
フェルメールの絵画に、自分の知らない西洋の絵描きの絵画。
そして何より驚いたのはおびただしいまでの本の数!
本棚ぎっしりにあり、しかも奥にもあるし、それとは別にケースに収納していた。
その本もまたジャンルは多岐に渡る。
ビジネス本から歴史小説、スポーツの本、美術系の本、さらには川端康成など彼の好きな著名人が出ている雑誌など。
ちょっとした図書館がひらけそうだ。
それに「プロフェッショナル」のDVDも所有していて、自分大興奮w
オススメのものを教えてもらい、いくつか貸してもらった。
しばらくこの図書館にはお世話になりそうだw
■いろいろと部屋を見せてもらった後、
お互いいろいろと話し合った。
今後のゼミの進め方については特に議論した。
ゼミの先生は既存の概念を勉強するように、言う。
内心疑問があった。
「それでいいのか?」
「これでは哲学科と何も変わらないじゃないか?」
「このゼミは何がやりたいのか?」
「文化構想学部の意義とは?」
こういった疑問を共に共有することができた。
自分らの結論としては、
既存の概念に止まらず、新たな概念の創造。
「概念を学ぶ」それは悪くないけれど、学ぶ目的をハッキリさせなくてはならない。
自分らは言葉遊びや観念の遊戯がしたいのではない。
迷走する現代人へ、混沌とした現代社会への新たなテーゼの提示。
そこにある。
そのためゼミを進める上での具体的な対策を決めた。
それはこの意識を確認する、あるいは植えつけなきゃいけない。
「何のためにこのゼミいるの?」
「何のために大学いるの?」
「一体お前は何がしたいの?」
こういう問いを真面目に聞きたい。
自己紹介の時の上辺だけの言葉ではなく、本音トークで。
そのために前に飲み会があったのだけれどグダグダになってしまった。
そこらへんは反省し、次に活かす。
とりあえずやるんだとしたら少人数でクマノミ(大隈講堂前での飲み。経済的w)かな。
シラフでも全然構わないのだけれどね。
■話は夜更けまで続き、お互いの専門分野を話し合った。
面白いくらい正反対の考えだったので、とても新鮮だ。
彼の方からは“リアル”の可能性を。
自分の方からは“バーチャル”の可能性を。
リアルのクオリア的な感覚の重要性。
バーチャルの超合理的であり、無限に広がる未来への可能性。
どちらがいいとか、そういうのは言えない。
ただ二つは密接にリンクする。
だんだんとそのボーダーは見えにくくなり、いつかきっと混ざることとなるだろう。
それがいつごろになるかは分からないが、あっという間にそうなりそうだ。
■後はくだらないこと(本気でくだらないw)を話したが、Sの希望でカットしとく。
朝に別れ、フラフラしながら家へ帰り、眠りにつく。
あっという間の一日だったな。。。
なんて考えながら眠ると、気づけば昼。
そういえば2限があることを忘れていた、タハハ。
どんまい、自分w