英語学習はスティーブジョブズで
■日本の英語教育は大分熱心になった。
小学生から英語教育を始めるという力の入れよう。
子供もおじさまおばさまもみな英語にご執心。
誰もが言ってることだけれど、
これから英語は
「あったら便利」「あると有利」というレベルから
「あって当たり前」「なくては困る」というレベルへ
移行することとなるだろう。
英語の需要はものすごく高いわけだけれど、日本の英語教育の実情はあまりにヒドイ。
この自分が生き証人だ(笑)
(まったく笑い事ではないんだけれど)
中学高校と学んできているはずなのに、どうしてここまで日本人は喋れないのか。
それには複数の原因があげられるが、
シンプルに考えれば
ツマラナイ
からだ。
意味の無い単語の羅列を読んで何が楽しいの?
覚える気も起きないでしょ。
「I have a pen.」とかいつどこで使うんだよ。
ペン持ってるって、見りゃ分かるよ(笑)
文法を重視しすぎて実用性を忘れている日本の教育。
要するにガチガチに凝り固まってるんだ。
そんな教育機関をアテにしてたらあきまへん。
自分による自分のための自分の英語学習が大事になってくる。
そのためにはどうするか。
ツマラナイものに対し、オモシロイもの。
自分が興味あること(人)、自分が好きなこと(人)。
こういった英語だったら誰でもやる気が出てくるわけで。
■そういうことで僕は尊敬する一人であるスティーブジョブズを学習の題材に考えた。
上にある動画は2005年彼がスタンフォード大学の卒業式での超有名なスピーチである。
英語の原稿はこちらである。
Steve Jobs In Praise of Dropping Out
このスピーチはその内容の素晴らしさ、ジョブズの聞き取りやすい発音(というかプレゼンが天才的に上手)ということからいってもいい題材である。
自分はこれをMP3に落とし、毎日のようにiPodで聞き、原稿をコピーし、それをそのまま覚えている。
今までの経験上、毎日にらめっこしてたら飽きそうなものだが、これは今なお続けられている。
むしろ楽しいくらいだ。
丸暗記は基礎が無いと意味が無いんじゃないか、と思われる方もいるかもしれないが
むしろ基礎が無いからこそ覚えるのだ。
基礎うんぬんの前に大事なこと、それは何か。
英語に対するプライド。
丸暗記を成し遂げられたら、それは大きな自信へとつながる。
自分はこれだけ喋れるのだぞ、という自負。
今までいろんな留学生と話してきたが、異文化コミュニケーションで大事なのは
語学力というよりもこの自信だと思う。
ところが日本人はこの自信が欠如しているように感じる。
実践経験が圧倒的にないからだ。
ある特定の分野の丸暗記を通して培った自信は、成功しても失敗してもいい方向へ向かう。
成功したらさらなるやる気向上になるし、
失敗しても、こんちくしょうまだまだかと発奮させられる。
これを繰り返せば、どんどん向上していくことが目に見える形で分かる。
そうすると英語が楽しくなってくるわけだ。
■ということで、英語をやろうと思いながらも三日坊主だったみなさんも何でもいいのではじめてみたらいかがでしょうか。
丸暗記は自分の好きなとき自分のペースでできるので気持ち的に楽ですよ。
電車に乗ったとき、人を待ってるときなどの短い時間から少しづつはじめてみることをオススメします。
自分はスティーブ・ジョブズ。
あなたは何を選びますか?