自分「プレゼン」術 (ちくま新書)感想

自分「プレゼン」術 (ちくま新書)

自分「プレゼン」術 (ちくま新書)


■2000年 9月発行の本書。「1999年」と聞くと、古くさい。「2000年」と聞くと、やや新しいかのようなイメージがある。
その「やや新しい」イメージでこの本を読んだのだが、「古くささ」を感じた。考えてみれば、当たり前のことだ。「2000年」って、なんせもう8、9年前なのだから。

確かに、その間で表装は大きく変わっている。しかし、それでも根底に変わらぬものがあることを学んだ。

■「印象的」というのが本書のテーマ。自分をどうやって印象づけるか。

印象的名刺、印象的年賀状、印象的プレゼンなど。

印象に残す媒体は大きく変化しているが、その基本的な技術は今でも十分通じるものがある。

それは「相手が欲する」ことを考えることだ。つまりは「思いやり」。相手の立場になって考えてみること。
多くの年賀状を受け取っても、大半は捨てる。しかし、自分だったら、どういう年賀状を残すだろうか。そういう考え方。営業だろうが、授業だろうが、接客だろうが、付き合いだろうが、すべてこれが活きてくる。

大事なものを図書館でふと手にしたものから学べたもんだ。