就活、志、研究、大人、専門、適性、夢という点を線に結んでみた

 今現在就職活動真っ最中です。しかし自分の適性がわからず、自分の目指すべき仕事が正直分からないでいた。とりあえずは自分の好きなサービスをやっているところを片っ端から受けてきたが、それでもこのモヤモヤがある以上、イマイチ乗りきれていなかった。

一体自分は何がやりたいのだろうか
一体自分は何が向いているのだろうか


 将来の夢であったり、自分の適性などを就職活動を通して否が応にも考える機会が与えられた。そしてこれからも考えるだろう。こういった思考回路になると、就職活動以外の過ごしている時間もやることなすことこの問いに結びついてくる。非常にやりきれない気分だった。とっとと就職先を決めてしまって、「自分はここで何とかするんだ」といったように、強制的にこの思考を止めてしまおうとも何度も思った。けど、やっぱりここって重要な転換点なんだ。今しか考えられないこと。今しか決められないこと。それが今現在出来る。活かさない手はない。

 そこでその答えを見つけるためによくよく自分と向き合って、またいろんな人と会って話を聞いたりした。はてな近藤社長id:jkondo)にテレビ電話越しではあったものの、会話をさせてもらえたのは正直予想外の嬉しい出来事だった。

 また孫正義のLIVEをUstreamで見て、テンション上がったりもした。(見てない他人は是非ともチェック!)


孫正義、【志】を語る。「孫正義 LIVE 2011」書き起こし(その1) | kokumai.jpツイッター総研 孫正義、【志】を語る。「孫正義 LIVE 2011」書き起こし(その1) | kokumai.jpツイッター総研


孫さんの言う「志」っていうのがまさに今回考えていることだと思うんだ。これから登る山を決めるってことですね。ムチャクチャ重要なことじゃないか。孫さんはこれで人生半分が決まるといった。その通りだと思う。俺は一体どの山に登ろうか。

 これは利根川進の言うジャッジメント能力」ともつながってくる。彼は学生に「研究するな」と言った。人類に何ら貢献しないどーでもいい研究を一生涯かけてする人間、いてもいなくてもいい研究者には絶対になるな、よくよく研究テーマを考えよ。彼はそういうことを学生に告げた。俺は何の研究をこれからしていこうか。


 そして今朝筋トレしている時にその答えというか回答候補がふと出たので、ブログに書いておこうと思う。こうやって公開することで自分に何らかの形で帰ってくると信じて。


 自分のやりたいこと。それは何か。

 これは前々からだが、僕には早く「大人」になりたいという気持ちがあった。「大人」といっても単純に年を重ねて、成人を迎え、肉体的に大人になるということではない。ここでの「大人」は精神的なものである。僕の考える「大人」というのは


時間の使い方が非常に上手な人


のことをさす。一度しかないこの人生、いつ死ぬかも分からないこの生を存分に活かしきることのできる存在。それが僕の考える、そして目指している「大人」だ。

 そういう存在でありたい、とかねがね思ってきた。そう望むということは、今の自分はまだまだ「子供」あるいは「小人」ということ。正直時間の使い方がヘタクソだ。「小人閑居して不善を為す」って言葉があるけど、まさにソレ。周囲の目がなけりゃ、時間を浪費するだけ。好きなことをただガムシャラにやれば万事OKみたいなことを考えてきたけれど、まさにそれが「子供」の発想なんだと。ただ自分の欲を満たす好きなことってのは、単なる時間の浪費。そうではなく、

周囲の人たちを喜ばせる、しかもそれが自分の好きなこと、そしてそれを計画的に実行する。

こうありたいものである。

 さて「大人」という言葉だとイマイチ伝わりにくいが、言葉を変えれば、それは


独立


ということ。

 自分自身の力で生き抜く。他人に頼らず、我が力で道を切り開くこと。この21世紀は、そうでないと生きていけないそういうサバイバルな時代だ。大組織の中でおんぶに抱っこじゃ、いずれ組織が崩壊したときに死んでしまう。組織に頼らず、自分自身で生き抜いていく力が必要となるわけだ。単純に力といっても謎だが、要するに

専門性

である。何でもできるというのは大いに結構だけれども、やはり特出したものがなければ、他人からは求められない。需要がなければ、当然朽ち果てる。ではどういった専門性を身につけるべきか。ここで最初に言った

適性

と結びつける。一体自分が何に向いているのか。自分は何を得意としているのか。苦手な部分を直すのも確かに重要ではあるけれど、「大人」になるためにも好きなものを伸ばす方が楽しいに決まっている。楽しい方がよりよく伸ばせるはずだし、継続もできる。じゃあ自分にとってその好きなものは何か、ということが問題となるわけだが、それを考えたときに以下の2点が頭の中に思い浮かんだ。



ライフハック

IT



これらを使って生き抜いていくとしたら、

ライフハックであれば、

  • プレゼンテーションスキル
  • セルフマネジメント
  • セルフプロデュース
  • コミュニケーションスキル

...etc


プレゼンテーションといった人前に立つようなことは結構好きだし面白い。過去の経験からそれなりに得意と自負している。また自己のマネジメントやプロデュースも非常にやっていて楽しい。なかなか上手くいかない時も当然あるが、それらも楽しめるくらいのやりがいを感じている。

こういった自分の得意、そして好きであるものに限定し、これらに関してプロフェッショナルになる。今はまだまだ“お遊び”レベルだけども、それを仕事にできるレベルまでにあげる。そのためにこれらに関する本や情報、実際のプロと会って専門的な知識や技術を得たいと思っている。そして自分自身が実践し、あらゆるネットツールを使って情報発信する。その結果周囲から認知され、それらに関する情報提供やレクチャーなどで生計をたてる、といったことを考えている。


次にITに関しては、

今まで数々の革命的Webサービスに出会ってきて、そしてそれらを使ってきた。GoogleしかりTwitterしかりEvernoteしかり。こういった人々の生活を変え、さらに時代までも変えるようなものをつくりたい、そういう思いがある。前にも言ったが、言語を超えたサービスといったやつだ。なまじっか簡単なことではない、けれどチャレンジする価値が十二分にあると思う。僕には技術はないが、マネージメントする立場になればいい。そう、仲間と起業するという手段。これも楽しそうだ。

僕の小さなお粗末な脳みそからこういう回答が出た。


 これらは僕にとってライフワーク・夢といったものだから、どれも壮大なものだ。自分の力を遥かに超えているものしかない。夢ばかり見ている甘ちゃんだ、と思われるのは重々承知。自分にはまだ一人で生きていく知恵や知識はまだ備わっていない。それは大いに自覚しているつもり。



 しかしだからこそ、だからこそ今の就職活動があるんだ。


 どこからしらの組織に属することでそういったものを得ようということ。いきなり起業なりする選択肢も確かにある。しかし最初から野原に飛び出てしまうのはあまりにもリスキー。それよりも今しかできないことをしておきたい。それが新卒採用。リスクをとるのはその後でも遅くはない。そのために最初の企業はかなり重要となる。そこに関しては大いに悩みたいところ。

 だけどまあ、どんな企業であろうと一長一短はある。大企業であろうと、ベンチャーであろうと。どちらがいいっていう決め付けは不可能だと思ってる。重要なのは上の適性をよりよく伸ばせる場所を見つけること。そのためにも頑張って就活をしなくちゃダメだ。それでその結果、縁があったところに行くだけ。うん、シンプルでいいや。やる気がでてくる。


 就活なんてあっという間(辛いけど)。大学4年間なんてあっという間。楽しまなきゃ損だ。夢に向かって着実に着実に足を進めていきたい。別に失敗したって死ぬわけじゃない、と開き直って!どんな場所でだって夢を目指せるし、「大人」にだってなれるんだ。あとは自分の心の持ちよう。頑張っていきたいと思います。




 …とりあえず現在の心境はこんなかんじ。就活を一つの節目に僕は次のステージへ向かう。その節目のあかつきに新たなセルフブランディングということで、またブログとかのコンセプトを変えていこうかなと思う。変わりどおしの僕だけど、学生時代の今くらい変わらせてくれい。



■参考記事・書籍

金融日記:人生はコールオプションだ。みんなやりたいことをやれ! 金融日記:人生はコールオプションだ。みんなやりたいことをやれ!

どんだけマッチョじゃないと起業できないんだ、日本は。 - My Life in MIT Sloan どんだけマッチョじゃないと起業できないんだ、日本は。 - My Life in MIT Sloan


本田式サバイバル・キャリア術

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ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

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