新時代を切り拓く7つの検索エンジンたち
- はじめに
▼最近授業でWebについて教えてもらっています。やっぱり自分の性分に合っているみたいで、楽しいですね!
今回は
について学びましたので、ぜひ皆さんにも知ってもらいたいと思って書きました。
しかし、検索エンジンって結構使っているようであまり知らないもの。これがなくなっては困るけれど、かといって詳しく知らなくては絶対ダメというものでもない。そんなかんじですよね。
そんな検索エンジンですが、学べば学ぶほど、人より優位に立てることが分かります!早速ですが、今注目の7つの新たな可能性を秘めた検索エンジンを簡単に紹介しましょう。
▼こちらはアメリカの検索エンジンCuil(クール)です。シンプルなデザインで個人的にはいいなぁ、なんて思ったり。
このCuilはGoogleの社員であった夫婦が立ち上げたものだそうです。天下のグーグルから謀反ってスゴイですよね・・・。でもそっちの方が面白いからOKです(笑)
とはいえ単なる検索エンジンではグーグルに潰されてしまう。そこで彼らは何を特徴としたかというと
インデックス数
でした。
インデックス数というのは要するに、検索結果件数ですね。グーグルであれば、右上の方に「〜件」というのがあると思いますが、その数です。
今現在総インデックス数はグーグルやヤフーでは公には発表していません。が、調べる方法はあります。「site:国名(日本であればjp)」と検索していけば、国は有限なのでその合計が総インデックス数になります。
するとGoogleであればおよそ400億ほどの数値が出ます。(現在はどうか分かりませんが)
そしてこのCuil、いま現在
124,426,951,803 web pages(10/19 16:00現在)
えぇ〜っと、いちじゅうひゃく・・・と、およそ1200億ですね。グーグルの4倍あるということになります。
今現在インデックス数においてはこのクールが最多といえましょう。こうして大手と差異化を図っているわけですね。
また検索結果のページが雑誌風レイアウトなのも特徴的ですね。
Reference
Google出身者らが“世界最大”のサーチエンジン「Cuil」公開
▼お次にPowerset(パワーセット)。こちらは英語のみです。
このパワーセットの特徴は自然言語検索。つまりフツーの文を入れて検索できるわけです。
たとえば「what did bell invented?(ベルは何を発明したっけ?)」なんて聞けば「telephone」と返ってくるわけです。やってみると面白かったりします。
しかし意地悪な質問をすると対応できないんだとか、残念(笑)
ソースはwikipediaとfreebaseだそうです。
どうやらマイクロソフトに買収された模様です。
- Trueknowledge
▼こちらの
Trueknowledgeですが、こちらは知識ベースの検索エンジンです。およそ23億のfactsと230億のthingsがあるんだとか。
上のPowersetと似たものと考えていいかもしれません。
Reference
True Knowledgeが自然言語検索エンジン開設(Techcrunch Japan)
- Bing
▼こちらはマイクロソフトのBingです。
使っている人も多いかもしれませんね。グーグルの独占状態を看過できないマイクロソフトが最近力を入れ始めたものです。
Bingの特徴は種々ありますが、特に大きなものといえば、UIの高度化。UIとはUser Interfaceの略で、利用者が直接使用する領域をさします。つまり、UIが高度ということは、クリックの回数やキーボードのタイプ数を抑えるということになります。
ユーザーにとって非常に快適な検索エンジンを目指しているということですよね。
あと場所認識があるようで、「weather」と入れれば検索した場所の天気が分かるそうですよ。(英語のみ)しかし、ちょっと怖いですね・・。
▼さあさあ、お次はNaverネイバー。
初めて見た人も多いかもしれませんが、こちらのネイバーは韓国では誰しもが使っている検索エンジンなのです。グーグルより有名だそうです。最近日本に進出してきました。
(中国にもBaiduという国内シェアNo1の検索エンジンがありますが、すごいですね。こちらも日本に進出しています。日本産検索エンジンよ・・・しっかりせなアカンよ)
ネイバーはブランドイメージ戦略を図っていて、Naverデザインのイスなんかもあったり。むこうのスタバではどこの店舗にも置いてあるんだとか。
データベースとも連携しており、様々な検索結果が融合しています。
ただ何件ヒットがなぜか出ない。裏話があるそうですが、まあ置いておきましょう。
- WOLFRAMALPHA
▼最後にWOLFRAMALPHA(ウルフラムアルファ)です。狼にRAMって何なんだってかんじですが、ウルフラム氏が作成しただけのこと(笑)
こちらはデータベース一括検索の実現をしました。
例えば
1,1,2,3,5,8
と入力してみましょう。すると・・・
まあ、試してみてください(笑)
他にもコレステロール分布やリンゴジュースなどを調べてみたりすると面白いですよ。
こちらの会社は計算知能エンジン(Mathematica)を送り出した会社でして、そこらへんの計算については最高水準なわけです。
とんでもないデータを抱えています。
Reference
Googleを超えるか? 新検索エンジン「Wolfram|Alpha」公開(ITmedia News)
- 最後に
▼シロートなので全然たいしたことは書けていません。ですが実際に触れてもらうきっかけになれば幸いです。エンジンの醍醐味はこうした説明ではなく、実際に触れることにあるのですから。
日本でも検索エンジンの開発がより活発になることを念じます。
かくいう自分もこういうのは面白いんじゃないか、なんてアイデアを浮かばせたり。いつか書いてみるだけ書いてみるかもしれません。それでベンチャー起せたら最高に面白いですよね。変革変革。
- 追記
▼日本でインターネットが普及しはじめる初期では、企業が検索エンジンを開発するというより大学の研究者が開発を担当していました。
日本初の検索エンジンはなんと早稲田大学発。「千里眼」という名前だそうで。・・・ちょっとセンスないな、なんて。
けど日本で研究していた人たちはほとんどの人がグーグルにいってしまいました。まぁ、そーなるわな。
グーグル天下も悪くはないけど、より面白くするためにも日本の人にもっと頑張ってもらわないとね、かくいう自分も!