日本語における脳使用領域
■イイトコアルジャン、ニホンゴ。
■昨日は中国からの留学生、教育学部の英語英文学科、文化構想学部多元文化論系
のひとたちと喋る機会があった。
それぞれ言語に優れている人が多かったので、自然と言葉の話に。
その中で面白い話を聞いた。
■英語と中国語と日本語の脳の使用領域について。
英語と中国語は日本語に比べると脳の使用する場所が多い。
例えば「open」という言葉があっても発音方法を知らない人には
「オープン」とはいえない。
そのため発音を思考する必要があり、脳がはたらくわけだ。
また中国語は英語と異なり、左脳の特定部位(映像処理)がはたらく。
これは漢字のすぐれたところで、漢字を見ると映像が浮かぶそうだ。
(もちろん日本語の中で漢字があればはたらくそうだが、
数は少ない。中国語はすべて漢字である。)
そうすると日本語が他言語と比べて脳の稼働領域が少ないことが分かる。
これを聞いて、
「なんだ日本語ってそれほど優れた言語ではないのか」
と少し思ってしまった。
しかし彼は言葉を続ける。
「もっとも脳の使用領域が少ない、ということは
もっとも省エネな言語なんだよ!」
おぉ、そういう発想があったか、と驚き。
そういう意味で大変合理的ではあるんだな、ということを知った。
またノーム・チョムスキーの初期言語システムについても教えてもらった。
1年のころに言語学やったんだけど、大分忘れてるなぁ。
軽く復習しておきたいところだ。
■教授から教えてもらうより
教授から教えてもらったことを学生に教えてもらうほうが面白い。
そっちの方が互いに利益になるだろうよ。