時間管理(2)


■さて、忘れていた人がほとんどかもしれませんが、手帳術をやっていましたよね(笑)

 そこで少し復習しますと、



 手帳を使う目的=人生管理(自己管理)



 その人生管理を大別すると、5つあり、それが


・時間管理


・経済管理


・健康管理


・知識管理


・目標管理(モチベーション管理)


でした。

 それで前回は最初の時間管理について、なぜ時間を管理する必要があるのか、少し話をしました。


http://d.hatena.ne.jp/ugen27/20081210/1228905696


 今回は、より具体的にどう管理するのか、について述べていきたいと思います。



■突然ですが、もし「10分間」あったなら何が出来るでしょうか。


 人と話をするのであれば、相手の家族構成とそれぞれどういう人間かを知ることも可能でしょうね。

 携帯でメールするなら、5人に送ることができるかもしれません。

 あるいはパソコンでキーボードを叩くなら、500文字くらいいくことも考えられます。

 
 結構いろんなことができますよね、10分間って。短いようですが、案外長い10分間。


 そう、この10分間をいかに確保し、いかに有効活用するか、それが時間活用の醍醐味なのです。


 現代の日本は、どんなに遠くに離れている人でも携帯で電話する、あるいはパソコンのウェブカメラを使って、顔見ながら会話することもできます。あるいは地球の裏側のような遠いところでも、飛行機でひとっ飛びできるようになりました。

 10年、20年、戦後の時などと比べると、今までに必要だった時間や費用は極端に減り、それはもうたいへん便利になりました。

 ところが、だからといって今までより仕事を早く終えて、夕方前には家に着く、なんてことはありません(笑)

 所要時間が減り、便利になったなら、その分当然もっと仕事ができますよね。

 快適便利になったはずなのに、勤務時間は変わらず、いやもっと増えているのかもしれません。


 パソコンや携帯などのIT機器により短い時間でできるようになったことは、時間の細分化をもたらせました。

 つまり今まで1日がかりだった仕事が、それら科学技術により20分間でできるようになったとしましょう。今まで1日がかりでやっていたといえど、その20分の仕事だけでは家に帰らせてはくれません。その20分の仕事を1日の勤務時間名一杯までやらされるわけです。大まかな時間はとれないため、短い時間がとても大切になってくるわけです。

 現代においては、そのことが特に顕著になってきているわけです。会社でも仕事でもやたらと「効率」を求められるでしょう?



■そんな忙しい現代人のために、手帳の出番なんです。

 前にも言いましたが、手帳といってもたくさん種類があります。今回注目したいのは、手帳自体というより、その中身。

 スケジュール表記に注目しましょう。


 薄く小さい手帳にありがちなのが、月間スケジュールのみの表記。

 たとえば…



 こういうの。

 その月の予定をざっと確認する分にはいいのですが、しかしこれでは細かいタイムスケジュールは組めません。月のおおまかな見通しがつくという意味では、素晴らしいですが、忙しい日々の生活をよりよく生きたいのであれば、これだけでは不十分なわけです。

 「10分間」を活かすために、どうしても必要なもの。それはこちら。



 左の方見ていただくとお分かりでしょうが、コチラの画像のは1時間ごとに点が打ってあり、3時間ごとに数字が書かれています。他のタイプでは1日1日に30分ごとに点が売ってあり、1時間ごとに数字がかかれているのもありますよ。

 そうこういう細かな時間表記がかなり重要なのです。

 さきほどの月間の表記では1日の10分とか30分の表記はとてもじゃないけど、書けません。溢れてしまいます。

 ところが週間のタイプであれば、それらを組み込み、1日の組み立てが可能となります。無駄な時間、余計な時間なんか見つかるはずがないのです。(もちろんちゃんと予定を立てられれば)

 そういう意味で1分1秒を争う現代人に最低限必要なのはこれくらいのものでしょうね。

 週間タイプなのに、数字が書いてない場合もありますが、そういう時は手書きで書きこみましょう。


 時間ごとはちょっと…、と言われるのなら、「午前」「午後」「夜」と大まかに(だいたい6時間ずつ)線を引き、3つに分けるのもオススメ。時間認識がハッキリしてきます。



■「そこまでしなくても…」

 「窮屈そう…」

 と思われる方はもちろんいるでしょう。けどそんな人ほど

「無駄な時間を使ってしまった〜」

 と苦い思いをしているはずです。

 いきなり使いこなせる人などいるわけがないのですから、とりあえず試してみるのはいかがでしょうか。案外ぴったりとくるかもしれませんよ。
 

 より上級な人、あるいはもっと忙しい毎日を送っておられるひとは、ウィークタイプもいいですが、デイリータイプもおすすめしますよ。

 他にも多くの種類がありますので、いろいろと探してみると、自分にピッタリなスケジュールタイプが見つかるかもしれませんね。発掘しましょう!