「オイシサ」を決めるもの
■「おいしさ」って何なんでしょうか?
単純に「味」が決めるものなのか。
そうではないと、僕は思う。
「総合力」
自分的にはこれが「オイシイ」を決める基準だ。
■先日、ちまたで話題のマックの「クォーターパウンダー」を食べに行った。
マックにはなるたけ縁を遠ざけていた僕だけども、渋谷の街を歩いているときに、赤と黒のあの派手な宣伝カーが目に入ったのだった。
「日本のハンバーガーよ、お遊びは終わりだ」
的な。
そ、そんなこと言われるとねぇ、食べたくなるじゃない?(笑)
それで、行ってみたわけで、「クォーターパウンダー・チーズ」を頼んでみた。
まず最初に思った素直な感想。
高ぇ…
セットで680円。クーポンなしとはいえ、う〜む。
味の方はまあ、確かにウマイ。
しかし、ウマイんだけど、肉の油多すぎないか?
食べてて漏れ出てくるのですが…。
最終的に思ったことは、
「別にチーズバーガーでいいんでない?」
この値段なら2,3個買った方がお得やよ。
■確かに美味かった、けど食後の感想としては「オイシクナイ」。何か不満が残る。
それはなぜか。
他の要因が絡んでくるからだ。
他の要因とは、
「味」以外に
・「価格」
・「量」
・「見た目」
・「食感」
・「食べやすさ」
・「栄養」
・「状況」
・「状態」
・「情報」
などが挙げられる。
「美味しいッ…んだけど…」
「普通っちゃ普通だが…、だがしかし…!」
このように味覚で感じた後にこれらの要因が絡み、最終的においしさを決める。
それぞれ人によってウルサイ分野が異なる。
僕の場合は、「金」と「栄養」にウルサイ。
さっきのハンバーガーの例でいえば、
あのジューシィな肉の食感、油たっぷりのとろけた感じに魅了されるのだが、その後
「でも高くね?チーズバーガーでよくないか?」
とか
「このおいしさも塩と油と添加物がつくりだした中毒性のある魔性の味なんだよな…」
と思ってしまうわけだ。
そうなると「美味いんだが、オイシクナイ」ということになる。
面白いモンだ。
今回はこれまで。
また今度、「オイシサ」を考察していきたいと思う。